共栄会《50年のあゆみ》

大泉住宅共栄会の歴史・成り立ち

【誕生】(昭和35年)

大泉住宅共栄会(前史)で述べたように、「大泉住宅共栄会」は水道を使用する居住者を会員とし、水道を使用しない居住者を準会員とする部会であった。

 付随して行われていた町会的な業務が増加してきたので、水道関連の業務より独立して運営することが、昭和35年(1960)11月27日の臨時給会で決定され、町会的な業務を行う団体を「大泉住宅共栄会」、水道関係の業務を行う団体を「大泉住宅共栄会水道部会」とすることに決定した。初代理事長には、小西勇雄氏が選出された。

 大泉住宅共栄会(町会) の歴史を分析すると、大きく分けて揺藍期と成長期の2つにまとめられる。

【揺籃期】(昭和35年~平成元年)29年間 1960-1989

 町会も当初は親睦を中心とした活動で、冠婚葬祭を軸に、区の行政指導による行事への参加、協力が主とした内容であった。その他、街路灯の整備、雑草や害虫などの環境美化、苗木の配布、お祭りなどの行事を通して会員の親睦、近隣町会との連絡交渉など、多方面の活動が行われた。

 また、防犯・防災関連行事、歳末助け合い・共同募金等の活動も行われたが、人手不足もあり、役員名簿や役員の任期、年度別事業計画、町会運営のための予算・決算の細部検討等の詳細を記した記録などは残されていない。

 この29年の間、地域環境の向上のため、諸先輩の方々は時間と労力をさいて居住地域のためにご尽力頂き、環境の向上に実績を残して頂いた。また、地域内にある北野神社の年間行事の中心である祭礼行事にも、積極的に参加が行われた。

 この間の理事長と理事の方々についても、記録がほとんどなく、長老の方々に極力確認作業をしたが正確に掴みきれなかった。

 理事長を務められた方々は確認できたので、記載させて頂いた。但し、全員お亡くなりになられている。町会の基礎を作られたご尽力に対し、会員一同心よりお礼申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げる。

初代理事長 小西勇雄
歴代理事長 八反田源治、山口盛治、池野勝雄、道又健吉

【成長期】(平成元年~23年)22年間 1989-2011

 揺藍期を乗り越えて、町会組織も日本経済の順調な伸びの中で活気を帯びてきた。また、北野神社の年間行事の中心である祭礼行事への参加も年々盛んとなり、町会行事にも積極的に参加が行われている。

 平成9年度以降は、総会議事録も保管され、歴代役員名も明らかである。

 平成9年度、共栄会580世帯から選ばれた新役員16名で今後の町会運営について前向きの方向で前進できないか検討を重ね、共栄会の体質について現状分析をした。結論として、以下の通り。

1.会員の皆様が多方面にわたり活躍され社会経験も豊富、
  老若男女を問わず持論をもっておられる。

2.戦後の家族制度の中で各自の表現に相違があっても、
  教育の重視・社会マナーの向上意欲が強い。

3.他に見られない特殊性がある。

 
 従って町会運営の発展のための新しい施策を応援して頂けるとの確信のもとに、平成9年度より様々な組織活動を開始した。その主なものは以下の通り。

1.町内会の3組織(共栄会、名水会、寿クラブ) の会員名簿の統合による絆の強化を行った。
練馬区内の他にない特色で、平成11年に名簿を統合し連絡会が誕生した。

 その後、平成22年、名簿の改定の際、共栄会のみの会員名簿となる。
そこで、共栄会、名水会、寿クラブの連絡を密にするため、三者連合の会を設立し「巴会」と命名し、年に2~3度、会合を持つことで親睦を保ってゆくこととした。

2.広報誌 『みどり』 を平成十年より発刊、区からも高評価を受ける。
3.年度別役員会の組織的運営(専門部会の確立)が行われる。
4.平成九年度、練馬区長より環境美化推進地区※の指定を受け、
   全会員協力して清掃活動を行い、以来2年毎の審査にも常に合格し現在に至っている。

※平成23年7月現在、練馬区の249町会のうち指定を受けているのは37町会である。

大泉学園通り、現在東大泉地区区民館があるあたり(昭和31年頃)
道路右側、白い建物の地下1階・地上2階が区民館(平成24年)

「大泉住宅共栄会 50年のあゆみ」より


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